「リフォーム」にするか「リノベーション」にするか。
~構造の壁を乗り越え、理想の「おしゃれ空間」を作る秘訣~
こんにちは。
リフォーム・リノベ担当のfighting_pです。
住まいの改修を考えるとき、「どこまで手を入れるべきか」は最大の悩みどころですよね。
「古くなった設備だけを交換しようか」
「内装だけをきれいにしてリフレッシュしようか」
「いっそのこと、壁を取り払って間取りからガラリと変えてしまおうか……」
家族会議を重ねたり予算と向き合っていく中で、答えが出ずにそのまま迷宮入りしてしまう方も少なくありません。
「どこまでやれば、自分たちが心から満足できる住まいになるんだろう?」と不安になり足踏みしてしまうのは良くあることです。
私が考える「満足度の高い住まいづくり」とは、単に設備を新しくすることだけではありません。
構造上の制約(取れる壁・取れない壁)をプロの視点で逆手に取った工夫をしたり、限られた条件の中でいかに「自分たちらしい工夫」を詰め込めるかが重要なポイントになっていくと考えます。
今回は、「リフォーム」と「リノベーション」の違いを改めて整理しながら、皆様が思い描く「理想のおしゃれ空間」を叶えるためのちょっとした秘訣をお話ししていきたいと思います。
「直す」リフォームか、「創る」リノベーションか
この2つの違いを聞かれることがありますので改めてご説明しますと・・・
■ リフォーム(原状回復):
古くなったキッチンを新しくしたり、汚れた壁紙を貼り替えたりすること。
基本的に老朽化の改善。
■ リノベーション(価値の刷新):
間取りを大きく変え、配管や断熱性能もアップデートして、今のライフスタイルに 合わせた「新しい性能」「新しい価値」を付け加えること。
どちらが良いかは予算や目的次第です。
「今の家の不満を解消するだけでなく、暮らしをアップデートしたい!」
「家族構成が変わり間取りを大きく変えたい」という場合は、リノベーションという
選択肢となっていくかと思います。
理想を阻む「取れない壁」と「動かせない配管」
ここで現実的なお話です。
リノベーションで一番の悩みどころは、実は「デザイン」よりも「建物の構造」にあります。
「取れる壁」と「取れない壁」
マンションには、柱と梁で支える「ラーメン構造」と、壁そのもので支える「壁式構造」などがあります。後者の場合、壊してはいけない「耐力壁」が存在し、理想の広いLDKが作れないことも……。
木造の場合は、「筋違い」「耐力壁」などの構造上必要な部分は基本的に壊せません。
※内装や設備を簡単に取り替えられる「スケルトンインフィル構造」となっている建物もあります。
「水廻りの移動」を左右する配管について
キッチンやトイレを動かしたいとき、一番重要なのは「床下の配管」です。排水には一定の傾斜(勾配)が必要なため、マンションの共有部である縦管から離れすぎると、床を一段高くしなければならないケースもあります。
プロの視点として
こういった構造上の制約で壁が取れなくても、がっかりすることはありません。
その「壁」を逆手に取って、おしゃれなニッチ(飾り棚)にしたり、素材を変えて
アクセントにしたりと、工夫次第でデザインの主役にできたりします。
下の写真は、取れない壁・柱を残したままアクセントとして生かした例です。


壁紙と照明だけで、空間は「劇的」に生まれ変わる!
こちらのBefore/After写真は特にご要望の多い、キッチン部分の壁を取りはらって
開放的にし、ペニンシュラキッチンとしたリフォーム例です。

画像を見ていただくと分かる通り、たとえ間取りの変更が最小限であっても、「壁紙」と
「照明」にこだわるだけで、住まいの印象は劇的に変わります。
壁紙のチカラ:
シンプルな白から、大柄な花柄やシックでモダンなアクセントクロスなど。
壁一面を変えるだけで、空間に「テーマ」が生まれます。
照明のチカラ(色温度で印象をコントロール):
青白い光(高い色温度)は作業には向き、オレンジ色の光(低い色温度)はリラックスに向きます。
今回のAfter画像のように、アクセントとなる照明器具を付けるだけでも、イメージは一瞬にして別の空間になります。
「こだわり」をカタチに・・・
リフォームか、リノベーションか。
どちらを選ぶにしても「自分がどんな空間で、どんな光に包まれて過ごしたいか」などを
イメージしていくことが大事で、そうするとだんだんと理想が見えてきたりします。
「壁が取れないから無理」と諦める前に、照明や壁紙、又は小物の力を借りてみませんか?
そして制限を「楽しむ」くらいの気持ちで、皆様にとっての最高の住まいを創り上げれるよう
一緒に考えていきたいと思っています。
まずは「可能性」を探りにだけでもお越しください。お待ちしております。
by fighting_p
