【秋の住まいお手入れ術】床暖房×高気密住宅の性能を100%引き出す!本格的な冬を迎える前に知っておきたい季節の豆知識&セルフケア
朝晩の風が冷たく感じられるようになり、すっかり秋の深まりを感じる季節になりました。
「まだ本格的な寒さではないし、暖房をつけるには早いかな…」
そう思われる方も多いかもしれません。しかし、実は本格的な冬が来る前(9月〜10月)こそが、高気密住宅や床暖房の性能を冬場に100%発揮させるための最も重要な時期なのです。
高気密・高断熱住宅の優れた温熱環境や、足元からじんわりと体を温めてくれる床暖房。これらはただ設置しているだけではなく、季節の変わり目に正しいお手入れや準備をしてあげることで、その真価を発揮します。
今回は、注文住宅と性能向上リフォームのプロの視点から、冬を快適&省エネに過ごすための「秋の住まいケアと豆知識」をたっぷりとお届けします!

高気密住宅の心地よい空気環境を守る要。冬を迎える前に、室内・室外の
給気口フィルターをすっきり綺麗に掃除しましょう。
豆知識1:高気密住宅の命「24時間換気システム」は秋の清掃がカギ!
高気密住宅に住んでいる方なら一度は耳にしたことがある「24時間換気システム」。 隙間の少ない家だからこそ、計画的に空気を入れ替えるこの設備は、いわば「おうちの呼吸システム」です。
夏の間にエアコンをつけっぱなしにして締め切りがちだったお部屋の空気は、給気口(吸気口)のフィルターが外の埃や虫、花粉、黄砂をしっかりキャッチして守ってくれていました。そのため、秋を迎える頃のフィルターには夏の汚れがびっしりと溜まっています。
なぜ秋のお手入れが必要なのか?
フィルターが目詰まりを起こすと、住宅性能に次のような悪影響が及んでしまいます。
1. 気密性の高さゆえの「息苦しさ」や湿気停滞
高気密な家で換気が滞ると、室内の湿気や生活臭が逃げにくくなります。
2. 冬場の「結露」の原因になる
「高気密住宅だから結露しない」と思われがちですが、換気不足で室内の水蒸気圧が
高くなると、サッシ周辺などに結露が 発生しやすくなります。
3. 電気代の無駄遣い
ファンに余計な負荷がかかるため、モーターの消費電力が上がり、無駄な光熱費が
発生します。
簡単3ステップ!給気口のお手入れ手順
Step 1:スイッチをオフにする
安全のため、換気システムの本体電源を切ります。
Step 2:フィルターを取り出す
壁や天井にある給気口カバーを外し、中のフィルターを取り出します。
外壁側のフード周辺も軽く拭き掃除をしましょう。
Step 3:掃除&交換
掃除機で大きなホコリを吸い取った後、水洗い可能なフィルターは中性洗剤で優しく
洗い、必ず完全に乾燥させてから戻します。黒ずみが落ちない場合や形が崩れて
いる場合は、新しいフィルターに交換しましょう。
寒風が吹き荒ぶ冬場に屋外や壁高い場所のお手入れをするのは大変です。
気候が良い秋の晴れた日に、おうちの「空気の通り道」をリフレッシュしておきましょう。

秋の陽射しが差し込むリビング。床暖房の『早めの試運転』をしておくことで、
急な冷え込みの日も慌てず暖かく過ごせます。
豆知識2:【10月中に絶対にやってほしい】床暖房の「早めの試運転」
床暖房のある暮らしは、足元から伝わる輻射熱(ふくしゃねつ)によって部屋全体がムラなく温まり、エアコン特有の温風による乾燥や風を感じないため、非常に快適です。
しかし、シーズン始動時に最も多いお問い合わせが「寒くなってからスイッチを入れたら暖まらない」「エラー表示が出て動かない」というトラブルです。
なぜ10月に試運転が必要?
初雪が降るような本格的な冬が来てから業者に修理を依頼しても、11月〜1月中旬は暖房設備の修理・交換ラスクのピーク期です。「点検に来てもらうまでに1週間、部品手配にさらに数日…」と、一番寒い時期に暖房なしで過ごす羽目になってしまうケースが後を絶ちません。
そのため、まだ暖房を必要としない10月中旬〜下旬の段階で、30分程度の「試運転」を行っておくことを強烈におすすめします。
セルフチェック!試運転の4大確認項目
- 温まりの不均一がないか
1時間ほど運転させ、部屋全体がムラなく温まるか、一部だけ冷たい場所がないか足裏で確認する。 - 熱源機(屋外機・ボイラー)の異常音・異臭
温水式床暖房の場合、屋外の熱源機から聞き慣れない異音や焦げ臭いにおいがしないか確認する。 - 不凍液(循環水)のチェック【温水式の場合】
温水パイプを通る不凍液は減量することがあります。タンクの目盛りを見て規定量入っているか確認し、減っている場合は補充や交換を依頼しましょう。
豆知識3:リフォームをご検討中の方へ!後悔しない床暖房&気密化のポイント
「今の家が寒くて、リフォームで床暖房を入れたい」
「新築を検討中だけど、床暖房だけで冬は本当に暖かいの?」
そうお悩みの方に、プロとして知っておいていただきたい重要な事実があります。
それは、「気密・断熱性能が低い家に床暖房だけを入れても、十分な効果は得られない」
ということです。
魔法瓶をイメージしてください。フタが開いていて壁が薄い魔法瓶に温かいお湯を入れても、
すぐに冷めてしまいますよね。住宅もまったく同じです。
成功するリフォームの絶対条件
・ 「窓」と「壁」の断熱・気密をセットで行う
床暖房を導入する際は、同時に「内窓(インナーサッシ)の設置」や「隙間を埋める気密工事」を行うのが鉄則です。家全体の魔法瓶性能を高めることで、床暖房を低い設定温度(省エネ運転)で使うことができ、毎月の電気代・ガス代を大幅に抑えられます。
・ 無垢床×床暖房の組み合わせ
「無垢材は狂いが出るから床暖房には使えない」と言われていたのは昔の話です。現在は、適切な乾燥処理を施した「床暖房対応の無垢フローリング」が多く存在します。足ざわりの優しさと木のぬくもり、そして床暖房の暖かさを両立させた心地よい空間づくりが可能です。
まとめ:秋のひと手間で、冬のおうち時間を最高の快適さに
「秋ケア」を行っておくことで、冬本番を迎えた際にも故障に焦ることなく、足元から暖かく、空気の綺麗な快適空間で過ごすことができます。
「うちの床暖房の利きが最近悪くなってきた気がする…」
「昔建てた家だけど、リフォームで足元の寒さを解消できる?」
「高気密・高断熱住宅の快適さを体験してみたい」
そんなお悩みや疑問がございましたら、ぜひお気軽に当店までご相談ください。
長年培った建築技術とノウハウで、お客様の暮らしに合わせた最適な住まいづくりをご提案いたします!
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by ゴッパチ事務