【家づくりにあると便利なもの】〜マイサンスケのススメ〜
こんにちは。
ジューテックホームのリフォーム・リノベ担当、fighting-Pです。
皆さんは、家づくりの打ち合わせのときに私たちがよく持っている、あの「断面が三角形の定規」を見たことがありますか?
設計に携わる人たちにはおなじみの道具で、親しみを込めて「サンスケ(三角スケール)」と呼んでいるのですが、これは“プロのための道具”だけではありません。
これから家づくりやリフォームをされるお施主様にこそ、ぜひ1本手に入れてほしい
「失敗しない家づくりのための秘密兵器」だと思っています。
実は打合せの時に、たまにお客様にサンスケをお貸しして使い方を聞かれることもあり、これはお客様自体も持っていた方が便利なんじゃないかと常々思っておりました。
そこで今回は、この「サンスケ」がどれだけ家づくりを楽しく、そして失敗しなくしてくれるかなどをご紹介したいなと思います。

「図面の縮尺」に泣かされるお施主様たち
家づくりの打ち合わせが始まると私たちは色々な図面をお渡ししますが、大体の図面が縮小されているため、通常の定規では実寸を測ることができません。
図面の端っこには「1/50(50分の一)」や「1/100(100分の一)」といった「縮尺」が書かれています。
これを頭では分かっていても、普通の定規で測ろうとすると、
「ええっと、普通の定規で2.3cmだから……50倍して……ミリをメートルに直すんだっけ?……」
などなど、だんだん頭が痛くなってきますよね。
そんなこんなで、
「図面で見ると広そうだったから、このソファ買っちゃおう!」
と購入したものの、いざ工事が完成して置いてみたら、
「あ!通路が狭すぎてカニ歩きでしか通れない…!」
なんていう悲劇が、この世の中でたくさん起きています。
サンスケがあれば、家具選びで失敗しない!
そこで登場するのが、この「三角スケール」(通称:サンスケ)です。
この定規には、最初から「1/100」や「1/200」といった縮尺の目盛りが刻まれています。使い方は超カンタン。図面の縮尺と同じ数字の面をあてて、普通に目盛りを読むだけです。
計算なしで「ここの壁から壁の長さが1メートル50センチ(1500mm)」などと一瞬で分かるので、お家で図面を広げながら・・・
「ここに購入予定のダイニングテーブルを置くと、後ろの食器棚との間は何センチ残るかな?」
「このテレビボードは、この壁と壁の間にきれいに納まるかな?」
というシミュレーションが、ご自身でできてしまいます。
また家具屋さんに行くときに図面とサンスケを持っていけば、お店のスタッフさんとも
スムーズで的確な家具計画ができますよ!
買うときの選び方と、使いこなしの「裏技」
ここで、サンスケ選びと使い方の超重要なアドバイスをご紹介します!
① どのサイズを買えばいい?
長くてゴツい30cmのサンスケもありますが……私でも普段は15cm以下のポケットサイズを使用しています。
↓私のマイサンスケ(3種)です。建築士用は使っていません(笑)。
30cmサイズは学生の頃から使用しているものなので、もう年代ものです💧

気軽に使用するには、ペンケースやバッグにすっぽり入る「15cmのミニサイズ」で十分です。
最近はオシャレなカラーのデザインのものがネットや文房具屋さんで1,000円前後でたくさん出ていますが、細かい所を見るものなので、ご自身が読み取りやすい色を選ぶのが良いかと思います。
② オシャレなサンスケには「1/50」が入っていない!?
ここが一番混乱してしまう部分かと思います。
住宅の図面でよく使う縮尺は「1/50」や「1/100」などですが、店頭でよく見るオシャレなミニサンスケ(一般用)には1/50の目盛りが入っていません。「建築士用」と書かれているものを買えば1/50が入っているのですが……プロ仕様なのであまりオシャレなデザインとは言えないものが多いです。
③ ということで、「1/50」図面は「1/500」に置き換えて読むのが正解!
せっかく持つならオシャレなものがいいなあ……ということで、お気に入りのデザインのものを買って
そこに入っている「1/500の目盛りの、ゼロを1個消して(10倍にして)1/50として読む」というのがおすすめです。
これは、私たちも日常的にやっているおなじみの作業なんです。
1/20図面は ➔ 1/200の目盛りのゼロを1個消す
1/30図面は ➔ 1/300の目盛りのゼロを1個消す など
④ 不動産屋さんのチラシの図面は信じちゃダメ!?
中古物件を買ってリフォームする方に特に気をつけてほしいのが、不動産屋さんの「チラシ」に載っている間取り図。
あれは縮尺が合っていなかったり、描いてあるソファやベッドのイラストが
「部屋を広く見せるために、実物より小さく描かれている」ということがよくあります。
ですので家具の計画は、実際の現場を測って作った「正確な図面」で行うことをおすすめします!
⑤ 完ぺきを求めるなら「数ミリ数センチの出っ張り」を計算に
さらに厳密にいうと、壁と床の境目にある「巾木(はばき)」の厚み(数ミリ〜1cm弱)や、窓枠の出っ張り、カーテンのたわみ分なども考慮しないと、家具がピタッと収まらないことがあります。
「ミリ単位で攻めたい!」という場所は、ぜひ事前に「ここにこれを置きたい!」と担当者に相談してください。
打ち合わせ期間中、マイホームの図面に自分のサンスケをあてて「ああでもない、こうでもない」と悩む時間は、家づくりで一番楽しい時間だったりします。
お気に入りのマイ・サンスケを相棒にして、ワクワクしながら新築やリフォーム計画を進めてみてはいかがでしょうか?
……会社のノベルティでサンスケがあってもいいのになぁ、などとちょっとだけ思っています💦(小声)
fighting-P