100年目のさよなら。桜が彩る母校の静寂
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2026.02.03
2023年3月31日。
私の母校である県立高校が、100周年という節目にその歴史を閉じました。
正直に言えば、私の高校生活は「青春を謳歌した」なんてキラキラしたものではありません。
ただひたすらに、部活に打ち込む毎日。
目の前の練習に必死で、校舎の風景を愛でる余裕なんて、当時の私には微塵もありませんでした。
「廃校」という知らせを聞いた時から、なぜかずっと胸のざわつきが収まりませんでした。
そんな中、OB会の方々のご尽力で開催された
「ホームカミングデイ」
2024年は都合がつかず断念しましたが、
2025年の3月ついにその敷地へ足を踏み入れることができました。

一歩足を踏み入れると、そこには懐かしさと、
現役時代には感じることのなかった不思議な空気が流れていました。
人の出入りが途絶え、少しずつ老朽化が進む校舎。
けれど、奥へ進むほどに「あの頃と同じ風景」が私を迎えに来てくれます。
不思議なものです。
そこに「あって当然」だった頃には、ここが自分にとってどんな場所かなんて考えもしなかった。
立ち入り禁止になり、やがて消えゆく運命にあると知って初めて、
私はこの場所が持っていた「居心地の良さ」に気づかされたような気がします。
皆さんは、
失いかけて初めてその大切さに気づくような
そんな場所や空間をいくつ持っているでしょうか。
BY Platinum

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